対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催報告】哲学カフェ大分 6.3

 

 

6月の哲学カフェ大分を開催しました。

今回は「推しとか推すって何だろう?」をテーマにみなさんと哲学対話していきました。

 

哲学対話の問う、考える、話す、聴くの要素の「問う」ことに力点を置いて、

今回の構成を考えました。

 

問いに始まり、問いに終わる。テーマを通して自らが問いを立てることで、

より主体的に対話に関われると考えたからです。

 

ファシリテーターとしても、それぞれの興味関心がどこにあるのか分かりやすくなり、

対話の現在地と参加者の立ち位置との関係を捉えやすく、より有機的に対話を

進められたと感じましたが、参加されたみなさんはどうだったでしょうか?

 

 

わたしが対話のなかで印象に残った意見として、

・なぜ身近な人の応援ではないのか?私ではなく、誰かなのか。

・推し活は健康的なことなのか?

・リアルとはコミットしない、したくない傾向

・会社推しはいない

・推されたい

・推されたことで人生が変わった

 

 

この哲学カフェを始めた10年近く前(複数の人で集まって始めたのですが)

それぞれの担当を割り振る際に、誰がファシリテーターをするのかという話の中で、

ある方が「しみずさんしかいない!」と不意に推してくれたのでした。

自分としてはファシリテーションとは何かそのときは知らず、経験もなかったので、

そうなのかなあという感じでしたが、いまでも継続しているということは、

向いていたのでしょう。推してくれたことに感謝しています。

今思えば、それを見抜いていたということは、その人にもファシリテーションの感性が

あったということで、もしかしたら本人もしたかったのを譲ってくれたのかもしれず、

そこに利他の精神があったということです。ありがとうございました。

 

 

ということで、みなさんも身近な人を推しましょう!とまとめの言葉としました。

ご参加ありがとうございました。