9月の哲学カフェを開催しました。
今回のテーマは「労働とは何か?」でした。
事前に、労働に対する問いを集めました。
端的に「問い」という形にして、差し出すことは難しさもあり、
たとえば質問と問いの違いとか、哲学的に問うとはどういうことなのかといった面で、
今後問いそれ自体を考えていく機会が必要かなとも思いました。
労働について考えていくと、とても裾野が広いことに気付きました。
働くことで、社会のなかで初めて「自分」というものが見えてくる。
何がしたいのか、何をしたくないのか、向き不向き、
人や環境に恵まれたりそうでなかったり、
自分が何者でありたいのか、自分とは何なのか。
働くということそのものが哲学的な営為のようにも感じられたのが私の発見でした。
現在転職を考えている方にもなにかヒントになればと思いました。
今日は机を取っ払って、全員の顔が見える、中心性のないフラットな円になって語り考え聴きました。とても楽しい時間となりました。ご参加ありがとうございました。