八月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。
今回は『魚雷艇学生』を読んでいきました。
男性4名、女性1名の計5名でした。
セリフのない小説、ドラマがほとんどない、アメリカという言葉が出ない、
書くとはなにかという問いが生まれた。
『魚雷艇学生』は戦後40年経って書かれた特異な戦争小説でした。
記憶をたどって緻密に書かれているがゆえに、かえって一種夢のような
という形容もありました。
毎年八月はテレビなどで戦争特集が組まれますが、小説でしか体験できない
「空気感」があることを発見した回でもあったようです。
この日のむすびのさん特製のドリンクは、加計呂麻島特産の黒糖を使った
タピオカミルクでした。甘さ加減がちょうどよかったです♪
店長の河野さんより今回のコンセプトの説明です。
深海をイメージしたアンコウの入ったイカスミリゾット!
それと対照的な太陽をイメージしたトマトとキュウリの冷製スープ!
美味しかった~
ご参加ありがとうございました。
この日はすこし肌寒いくらいに涼しくて、
鉄輪のねこちゃんたちは温泉の通るパイプにぺったり張り付いていました。
次回は9月29日です。
西加奈子『通天閣』(ちくま文庫)を読んでいきたいと思います。
参加申し込みはホームページからどうぞ。