対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

墓を食う

 

 

 

 

 

わたしは祈る。どうか、考えるということが、まばゆく輝く主体の確立という目的だけへ向かいませんように。自己啓発本や、新自由主義が目指す、効率よく無駄なく生をこなしていく人間像への近道としてのみ、哲学が用いられませんように。

 

『水中の哲学者たち』永井玲衣

 

 

 

 

 

2022.5.16-22

月曜日

うかりゆハウスの光回線の工事をする。

今までは制限付きのポケットWiFiだったので、

今回は光回線になって快適すぎる。ストレスがない。

もっと早く工事をすれば良かった。

 

 

朝、急にメールで今日見学したいとの連絡があったので、

時間を調整して駅まで迎えに行ったが、なんの断りもなく

待てど暮らせど来なかった。すっぽかし。

ゴドーか。

名前も履歴もメールに書いてあってすっぽかせるとは。。

営業妨害の証拠として残しておく。

 

 

 

火曜日



 

 

 

水曜日

存在しない言葉を説教中に言っても気付かれない説をあるお笑い番組でやっていたが、存在しない言葉が連呼されるのを聞いていたら、これは詩のようなものかもしれないと思えた。あり得ないけど、あり得たかも知れないことばたち。あり得ない接続の火花が笑いを生む。

 

 

裸鎧的な

老婆のケジメのような武器

墓食い

アパッチの地鳴り

三半規管の悪あがき

幡ヶ谷暴動みたいなもん

ペロみたいな娘

オールドメキシカンスタイル

鍋蓋取らず

トゲってる

鬼殺し3年の気持ち

はらわたに釘

コミットネーション

ジャクソン説法

テクノカット・シンドローム

アメリカンバイク・シンドローム

アジもサバも揚げたら一緒

アバラ啜り

肋骨しゃぶり

随汁浴び

ギャルの皮剥がし

火事場から石盗むつもりで頑張る

餃子節

ゾンビ逃がし

鏡を見て背中を見ず

突貫工事日和

 

 

 

木曜日

別府市の子どもの居場所ネットワークの会議へ出席。

 

途中、ある人が「役所の会議のための会議なら私はこれから来ません。子どもの傍に一秒でも長く居たいから」との鋭い発言があった。

 

行政や政治というのは、結果がすべての世界だと思う。

イデア力、実行力、革新力、スピード力がほしい。

 

 

 

金曜日

夜、オンラインで「みかんダイアローグ」というのに参加する。

美術評論家の山本浩貴氏の語りが刺激的だった。

天地耕作の「コントロール不可能性を前景化する試み」など。

発表、公開を前提としない美術の在り方など面白かった。

 

 

 

土曜日

夜、オンラインでソーシャルカフェを開催する。

マインドフルネスをテーマに対話した。

おれにとってのマインドフルネスってどういうときだろ。

掃除かな。

 

 

日曜日

友人の紹介で、うかりゆハウスに関心をもってくれた方が見学と話し合いため訪問。

子どもさんの今までの話などずっと聞く。

話を第三者に聞いて貰う、それだけでも大きな前進だと思う。

そういう場でありたい。