「阿呆たれ!大阪は人間でいうたらへそや、大阪商人が闇稼ぎしたら、日本中にほんまの商人無うなってしまいよるわ、大阪商人の根性はなあ、信用のある商品を薄利多売して、その労苦で儲けることや、大阪の根性も知りくさらんと、ど性骨叩きあげたろか、闇屋、帰りくされ」『暖簾』山崎豊子
12月今年最後の読書会は国民作家、山崎豊子のデビュー作大阪船場の昆布商人を描いた『暖簾』を読んでいきたいと思います。山崎豊子は『白い巨塔』など、日本の男たちを描き得た数少ない作家だと思います。※直木賞受賞の『花のれん』ではないので、ご注意ください。
(内容)
一介の丁稚から叩きあげ、苦労の末築いた店も長子も戦争で奪われ、ふりだしに戻った吾平の跡を継いだのは次男孝平であった。孝平は、大学出のインテリ商人と笑われながら、徹底して商業モラルを守り、戦後の動乱期から高度成長期まで、独自の才覚で乗り越え、遂には本店の再興を成し遂げる。親子二代“のれん"に全力を傾ける不屈の気骨と大阪商人の姿を描く作者の処女作。
○課題図書:『暖簾』山崎豊子(新潮文庫)
○日 時:2022年12月18日(日)10:00-12:00
○場 所:別府市鉄輪ここちカフェむすびの
○ファシリテーター:しみず
○参加費:¥1,300円(運営費、
○定 員:12名程度(要事前申し込み、先着順)
○備 考:課題本を事前に読んで参加してください。
12/15木までにお申込みください。
参加申し込みフォーム
https://ws.formzu.net/fgen/
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