対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

鳥を探しに

 

 

 

 

 

 

私がベンヤミンに惹かれる理由のひとつは、そこかもしれません。彼は、最初から断片として構想された形式は、人類の最後の日における美しきものの像を確保している、というのです。

 

『鳥を探しに』平出隆

 

 

 

2022.12.5-11

月曜日

クロアチア戦、敗北、残念。

でも以前とは全く質の違う日本代表が見られた。

それでもまだあと一歩とは!

 

 

火曜日

サッカーW杯。ブラジルと韓国の試合。

ブラジルの強さは別種の競技、教義を見ているかのようだ。

 

 

水曜日

一日に二度温泉に入る至福を味わう。朝と夜と。

 

 

 

木曜日

サッカーの熱狂への影で、防衛費(軍事費)の増額とそれに伴う増税のニュース。

少子化して国力が落ちていくなかで、ここに注力していく絶望を感じる。

 

さびしさ、国全体のさびしさ

 

 

金曜日

髪を切る。

年内にさっぱりして新年を迎えたいという思いが多くのひとにあって、

これから混み混みになるようだ。

 

 

窓をあけたら、流れ星が奥の方へと流れていくのが見えた。

なんとか流星群のときは一つも見れないのに。

 

 

深夜起きて、ブラジル、クロアチア戦。

たとえば、関ヶ原のときの島津軍のように、文脈から外れた「強さ」というのがあり、

相手の「強さ」を無力化してしまうような、そんな同競技内なのに異種格闘技戦

成り得る余白がサッカーにはあるのかもしれない。

 

 

土曜日

 

 

夜なにげにサカナクションのオンラインライブを聴いたら、いたく感動した。

 

悲しさ、を晴れ晴れしく歌うこと。

 

 

 

探してた 答えはない 

此処には 多分ないな

だけで僕は 敢えて歌うんだ

わかるだろう?

 

「グッドバイ」サカナクション

 

 

 

日曜日

 

十時間以上も眠る

何度も夢を生き直す

何十時間も眠ったかと思えば、

数時間しか眠っていなくて

眠りに眠りを継いで

こうあり得た生を生きた