自己は物語の形をして存在している。
『ナラティヴと共同性』野口裕二
松本大洋「東京ヒゴロ」を下敷きにしつつ、
参加者それぞれの人生を問い直し、語り直す試み、
〈人生×対話〉を開催しました。
ルールは3つ。
・話すときは挙手をしてから、
・答えづらい問いはPASSしてもOK
・ここで話されたことを外で話さない。守秘義務
10代、20代から30代、40代から現在という時間に分けて、
それぞれに問い、語り、問いを繰り返しました。
それぞれが人生を振り返りつつ、
「東京ヒゴロ」の主人公塩澤は、気付きを与える存在ではないのかとか、
人に期待するのはやめようという風潮があるが、
塩澤は人に期待する人間である。私も期待されたい。
そばに塩澤のような人間が必要だ。という意見にうんうんと唸りました。
期待するとは、世界を諦めないことだと。
2時間はあっという間に過ぎて、用意していた問いのほんの一部しか
使いませんでしたが、時間構成を掴んだのでまた次回違ったアングルから
人生と対話を重ねたいと思います。
私はナラティブ・アプローチを次の自分の人生のテーマにしたいと考えています。
ご参加ありがとうございました。