対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

すべての革命はのるかそるかである

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Osaka, 2021.12.6 エロいくらいの流線型



 

 

 

 

彼[遊歩者]にとってすべての街路は急な下り坂である W.ベンヤミン

 

 

 

 

 

 

2021.12.6-12

 

月曜日

ココルームの朝。睡眠時間は短いが爽快だ。

私は谷川俊太郎の詩人の部屋。女性二人は2段ベッドの子豚とひょうたんの部屋。

朝、近くの喫茶店でモーニング。(大阪の喫茶店は喫煙OKが普通のようだ)

それから二人を釜ヶ崎へ案内する。

 

 

尼崎のフリースクール釜ヶ崎もココルームも彼女たちにとっては

コンフォートゾーンを出ることを意味しただろう。

コンフォートゾーンを出なければ、新しい世界とのコンタクトも気付きも、

また変革の契機もない。自己と社会の。

 

 

大阪駅で二人と別れる。

私はロッカーに荷物を預け、大阪の町をぶらぶらした。

20代の頃は大阪に苦手意識があったが、いまは大好きな町になった。

 

 

夕方大阪南港に戻って、フェリーに乗る。

旅は終わる。

帰ったら、少しずつ言葉にしていこう。

 

 

 

火曜日

フェリー内の風呂に入って、朝別府に着く。

フェリー乗り場から鉄輪までの亀の井バスは、1時間半待たねばならない。

連絡がとても悪い。観光都市とは思えぬ。

 

 

いつも釜ヶ崎やぐれいぷハウスから戻ってきたときは、

夢をみていたんじゃないのかという感覚がしばらくつづく。

 

 

水曜日

髪を切る。

 

元ZOZOの前澤氏が宇宙に飛んだ。凄いことだと思う。

 

 

一緒に尼崎のぐれいぷハウス、釜ヶ崎を歩いたSさんから感謝のメールがくる。

あれは夢だったんじゃないのかという感想が綴られていた。

 

 

 

木曜日

今日はぼうっとした。

鍋を作った。冬は鍋ばかりになるだろう。

 

 

 

金曜日

定例のフリースクール立ち上げのための打ち合わせ。

 

尼崎のぐれいぷハウスでの報告を中心に。

自分の原点に戻ったことを伝えた。

 

 

土曜日

鉄輪の町は、18日のお祭り「廣川玉枝 in BEPPU」にむけて準備をしていた。

 

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祭りの模様はオンラインでも流れるようなので興味ある方はぜひ。

inbeppu.com

 

 

夜は「悩める教師のためのオンライン対話」。

テーマは「子どもの主体性、自由ってなんだろう?大人の役割とは」

なかなか盛り上がった回だった。

 

僕の中で残ったキーワードは、「主題」をもつこと、「変革」への意思、

あと深くは話せなかった「表現する」こと。今回は10人での探求。

ご参加ありがとうございました。

 

 

日曜日

今日は一日、オンラインでアーダコーダ主催の「こども哲学ファシリテーター養成講座」を受ける。

 

大人の哲学対話とはちがって、もっと繊細に対話の場の安心安全と、コミュニティの醸成、問いを深めることを考えたいと思った。来週はより実践的なファシリテーションの訓練の場となるようで、楽しみ。

 

 

J2に陥落した大分トリニータがJ1王者の川崎に勝って、天皇杯の決勝に勝ち進んだ。胸が熱くなった。片野坂監督の最後の苦労が報われて欲しいと思った。

 

 

ぐれいぷハウスの再訪について記事でまとめることができた。

この体験が私を濾過してどう展開に繋がっていくか、自分でも楽しみである。