3月のこども哲学の時間を別府鉄輪うかりゆハウスで開催しました。
今回は参加者のみんなから問いを募って、そのなかで一つを決めて対話に入りました。
どの問いも魅力的だったのですが、最終的には投票して、
「学校における正解とは何か」にしました。
はじめに簡単な自己紹介と、
3億円当たったら何に使う?というアイスブレイクの質問をしていって、
場がほぐれてきたところで、本題のテーマに入っていきました。
最初にこの問いを出したRさんに説明してもらいました。
たとえば、学校でワンストップ挨拶運動なるものがあって、
それを自分は必ずしも「正解」だとは思わないけど、
学校が推進している以上、自分もそれに加担しないといけないことが苦しかったと。
学校における「正解」とはなんだろうか?
・学校側が一方的に決めるのではなく、生徒とも双方で合意したものなら仮の「正解」とできるのではないのか
・校則は形から入ることが多いが、自分は気持ちから入りたい
・尊敬できる先生の言うことなら従いたい、ついていける
・先生、生徒の関係の前に一人の人間として向き合いたい
→それができないのはなんでだろう?
・先生と生徒がお友達みたいな関係になるのって良いこと?
・学校の先生は生徒を縛るのではなく、気付かせるのが理想
・校則で禁止の理由を先生に聞いても答えられない
・高校までは正解を与えられてそれを守っていくのが正しいとされるのに、
大学に入ってからはいきなり自分で考えろと言われる。
・哲学対話のような考える時間、場が小学校から必要だと思う
・今の社会に順応できる人を育てるのが教育の役割なんだろうか
こうしていろんな年齢、背景の違う人たちが集まって、
話し、聴き、考えることの貴重さを感じる会でした。
最初にみなさんの考えてみたい問いを聞けたのも良かったです。
それはその問いに、その人が反映されていると感じられたので。
初めは緊張していた感じの高校生も徐々に対話の場に慣れていって、
発言が増えていったのが嬉しかったです。
次回はお友達を誘って来てくれるようなので楽しみにしています。
ご参加ありがとうございました。