労働を越える道は、労働を通じて以外にはありません。労働自体に価値があるのではなく、労働によって、労働をのりこえる・・・その自己否定のエネルギーこそ、真の労働の価値なのです。」
◆「別府鉄輪朝読書ノ会 7.28 」
じめじめした梅雨の終わりに、、じめじめした作品。七月は生誕百年の安部公房『砂の女』(新調文庫)を7年振りくらいに再度とりあげて読んでいきます。
砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編。20数ヶ国語に翻訳されている。読売文学賞受賞作。
○日 時:2024年7月28日(日)10:00-12:00
○場 所:別府市鉄輪ここちカフェむすびの
○ファシリテーター:しみず
○参加費:¥1,500円(運営費、むすびのさん特製のメニュー代含む)
○定 員:12名程度(要事前申し込み、先着順)
○備 考:課題本を事前に読んで参加してください。
7/25木までにホームページからお申込みください。