対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催報告】第四十三回 別府鉄輪朝読書ノ会

 

 

十一月の別府鉄輪朝読書ノ会は、谷崎潤一郎春琴抄』を

みなさんと読んでいきました。

今回は13名(女性9名、男性4名)の参加構成となりました。

 

究極の愛のかたちについて、また変態について、

朝から盛り上がりました。

 

SとMの支配と服従の関係は、見た通りの単純なものではなく、

絶え間ない相互補完的な入れ替わりと

知的なスリルに満ちたものであり、

そのあたりの綾を入り組みつつも簡明に描いている谷崎の筆力に

みなさん感嘆しているようでした。

 

 

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今回大阪の道修町が舞台の作品。

大阪出身の河野店長の説明にも熱が入ります。

 

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むすびの特製のドリンクは、盲目の主題にヒントを得た目に効く?

というブルーベリーとクコの実のゼリージュースでした。

 

 

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特別メニューの軽食は、舞台にもなっている船場船場汁と玄米でした。

初めて食べました。

 

ショウガがきいていて体がぽかぽかしてきましたよ。

たいへん美味しかったです。

 

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ご参加いただきありがとうございました。

 

十二月は大阪シリーズ最後、

岸政彦さんの『図書室』(新潮社)を読んでいきます。