
■ 2026.4.26
四月の別府鉄輪朝読書ノ会は10周年記念ということで大著、 夏目漱石の『明暗』をみなさんと読んでいきました。
津田とお延の関係に多く言及がありながらも、 はっきりしない津田とは対照的な暗く光る小林のキャラクターにつ いて惹かれるものがあり、 言葉とは裏腹な思いについてここまで書くかという究極の所を見せ られたようでした。 そして未完の続きを想像してみたくなるのでした。
入院から退院までを〈ケンカしようぜ〉。後半の温泉宿を〈 ホラー〉と現代的な主題と響き合うものとして読んだ読み方には、 なるほどとたいへん刺激を受けました。
そしてぞれぞれに「読んでよかったなあ」 と思えるシーンや描写があったことに文学の愉しみを見出していて 、読書会冥利に尽きるものがありました。
むすびのさんのこの日の特製メニューは、明と暗、陰陽、 太陽と月ということで、 マクロビオティックにちなんだ食材で作っていただきました。 スープは陽の食材(土の中で育つもの)、 ラタトゥイユは陰の食材でした!たいへん美味しく頂きました。
ご参加ありがとうございました。 また10周年をたくさんの方にお祝いしていただき、 ありがとうございました。 また次の20年を目指して文学の旅は続きます。
次回は5/31。ノーベル文学賞受賞 ハン・ガンさんの韓国の民主化運動 光州事件を題材にした『少年が来る』を読んでいきます。 お楽しみに♪


