対話と人と読書|別府フリースクールうかりゆハウス

別府市鉄輪でフリースクールを運営しています。また「こども哲学の時間」など

【開催報告】おおいた自由学校での哲学対話 9.15

 

大分県青年団による「おおいた自由学校」にゲストティーチャーとしてお招きいただき、自分のルーツを話したり、みなさんと「人生」をテーマに哲学対話をしました。

 

前夜も夕会にお呼ばれして、いろんな方と語り合ったりして、リハの哲学対話などもされたようで、みなさんが元々対話の下地があることに感動しました。

 

担当の方とは先週会ったばかりで、即決で哲学対話を今日できたそのスピード感にも惚れ惚れするものがありました。 青年団のおおいた自由学校のような余白の場所が広がっていくことを心から願っています。ありがとうございました。

 

おおいた自由学校の目的

一度しかない人生を自分らしく力強く生きていくためにはどうしたらいいか」ということを改めて考える場とするとともに、青年が地域で楽しく生きていくことを目指し、その障害となっていることに力をあわせて取り組む知恵と実践力をつける。また、普通の青年が、孤立せずに生きていけるために必要な友人や仲間とのかかわりを編めるような場を創造する。結果的に閉塞している地域に希望をもたらし、地域を担うリーダーへと繋がることを目的とする。

 

 





 

終わってからご意見ご感想をいただきましたので、ここに転記します。

 

(感想)

・自分を語るということを通して、メンバー間で知らなかった考え方や価値観をしること ができた。

・哲学対話を通して一つのテーマについて深く語り合うことが純粋に楽しかった。気兼ね なく話が出来る環境の大切さも知ることが出来た。

・仲間同士で仕事やプライベートで行き詰った時に話し会える仲間がいる場所、それが自 由学校だと改めて感じた。哲学対話でも同じく、自分の思いをぶつけることが出来る場所 が大切。

・哲学対話で人生のテーマになった時、自分の中で答えは出ていたが、他の人の考えを見 てそれぞれの考え方や捉え方があって面白いと感じた。

・哲学対話で途中お金の話になったが、実際に選択肢が迫っている段階で、皆さんの話を 聞くことができ、前に進むことが出来た。少し凹んでいたが、元気がでた。

・話を聞いてもらえるという安心できる場所が、とても救いになった。参加できてよかっ た。自分がこれから何をがんばればよいのかまだ明確には分からないが、少しずつ前に進 んでいきたい。

・自分年表でも哲学対話でも、自分のこと、考え、価値観を相手に話すために、自分を振 り返るきっかけとなった。これからもう少し自分について振り返ったり考える時間を作り たい。

 

(意見)

・哲学対話は心理的安全性を保ち、会話できる環境を整えてコミュニケーションを取るこ とが出来てとてもよかった。ただ、今回の自由学校のメンバーはすでにある程度お互いが 知っている関係であるため、哲学対話でコミュニケーションの基礎を復習した上で、自分 年表をより深くディスカッションできると更に良かったと感じた。

・自由学校のメンバーに関しては女性を増やしたい。男性と女性でまた価値観や考え方、 物事の捉え方が変わってくるためより幅広くそして深い話ができると思う。

・自由学校全体に関して、今回は語り合うことを中心に取り組んだ 3 日間であったが、その上で社会との関連性も持てる内容になると良い。