対話と人と読書|哲学カフェ大分

大分市で哲学カフェ大分を別府市で別府鉄輪朝読書ノ会を開催しています。

【開催報告】哲学ツーリズム@釜ヶ崎 11.2 その7「あいりん労働福祉センター」

 

 

すっぱだかのまち

 

ぎょうさんのひとが わい わい むん む

ん いいもって みちのはしっこから みち

のはしっこまで こえだらけになってもうた

ある みせやを はしのほうからじゅんばん

に みていったら ひとふくろ 五〇えんに

いれてうってる おかしやがあって  ヌウド

の しゃしんだらけの ほんやがあって か

えりに ちょっといっぱいの たちのみやが

あって いっぱい 一〇えんの くろみつや

があって 三つで ひとさら 三〇えんの 

すしやがあって ぎょうさんの おかず い

っぱい ならべて おもてから みえるよう

にしたある ごはんやがあって みかんばこ

のうえに とけいやら うわぎやら ズボン

やら ライタアやら を ならべてやな や

きゅうぼうかぶった あんちゃんが これ

どうや これ どうや ほりだしもんやで

いうて みんなに ひっついていって ひつ

こうに くらいついてる ひとがおって ホ

ルモンやきやのにおいが そこいらのくうき

をうまそうな いろに してもうたある み

ちのまんなかを きょろきょろしいもってや

な わい あるいてきたんや ほんだらやな

ライオンみたいな こえあげて やじゅうの

かおした ぎょうさんの くるまがはしって

るみちと むんむん あつい いきだらけの

みちのへっきりの てつぼうにやな 二ほん

のてえで 一〇ぽんのゆびが くいこんでい

てやな はなせへんで はなせへんでいうと

おんねん なんで そんなこというとおんの

んかいなおもて だん だん わいのめえが

したのほうみていったんや ほんだらやな

へそからしたのもんなんにもないように な

って もうた おしりが おしっこするみた

いなかっこで つくもんどおんねん わいそ

のおしりみたとき おもたんや でっかいな

あ おおきいなあ ええかっこやなあ ゆげ

が もやもやっと あがっとって ゆでたま

ご むいたみたいに すべすべや ほんで

ぷりん ぷりん いいもって ゆすっとおん

ねや ほんで わい そのおしりのせんに

きいたってん ほんだらやな こない いい

よんねん わての この ピンクの おしり

のせん かえへんか やすう まけとくで

こんばんの どやせんと ごはんだいあった

ら ええねん なあなあ いいもって わい

に ぶああっと かぶさって きよんねん

わい すけべえやよってに しいばらく じ

いいっと そのおしりのせん みてたってん

ほんだらやな そのおおきなおしりが だん

だんに だんだんにやな おおきなってきて

ぶあああああん ちゅうおとたてて わいに

おならを ぶっかけやがった

 

「定本 東淵修全詩業ー釜ヶ崎に生きて」より

 

 

 

 

ツイッターのフォロワーさんより釜ヶ崎に生きた詩人東淵修を

紹介していただいて早速本を購入した。

届いた本より横書きだが書き写す。

歩いた釜ヶ崎の街のたくさんの断片、匂いや空気感、その雑踏を思い出します。

 

 

 

支援活動と活動家

 

このまちが誰でも受け入れる懐の深いまちになり、

相互扶助の精神が根付いたのには初期に活動を始めたキリスト教団体や

社会運動家たちによる50年あまりに及ぶ活動の影響が

非常に大きくあります。

 

またそれを育んだ土壌として大阪人の気質もあるでしょう。

労働者と人夫出しとやくざと警察と活動家とクリスチャンが

この地域のキープレイヤーです。

そしてさらにここで商売をしている人や土地を持っている人が加わります。

こうした人びとの利害は共存と対立という二つの側面を持っています。

 

ココルーム制作「釜ヶ崎アーツガイドマップ」 

 

 

 

閉鎖されてシャッターが下りているあいりん労働福祉センターを訪れました。

ここは釜ヶ崎のほんとにセンターというべき場所で釜ヶ崎の象徴ともいえます。

建物内にはかつて公共職業安定所から病院(無料または低額での診療)、

食堂、喫茶、住居がありました。(2019年4月に閉鎖)

 

 

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新しくできた西成労働福祉センターです。

 

 

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50円の自販機。丁寧に賞味期限が書かれています。

 

 

自動販売

 

日本中どこでもたくさんの自動販売機があります。

この地域もそれは同じなのですが、少し違うのはその値段です。

清涼飲料水など通常130円で売られているものが

50円で売られていたりします。

賞味期限切れ直前の商品だという噂もありますが、

実際に買ってみるとそういうわけではなく、よくわかりません。

企業努力という話も聞きます。

 

ココルーム制作「釜ヶ崎アーツガイドマップ」より

 

 

 

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窓の位置を見ると分かるように、

ひじょうに天井の高さの低いドヤ(宿)です。

1.5mほどだという報告もあります。

 

 

ホテル

 

この地域には安くて狭い宿泊施設がたくさんあります。

正式には簡易宿泊所、通称ドヤと呼ばれるこうした施設は

もともとは日雇いで働く労働者たちのための宿でした。

しかし近年高齢化が進み、経営が成り立たなくなったため、

一部は若者や外国人向けのホステルになりました。

個室でも2,000円以下が多く、

日本で一番安い価格帯で泊まることができますが、

設備や衛生管理、雰囲気はまちまちです。

 

ココルーム制作「釜ヶ崎アーツガイドマップ」より

 

 

 

 

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16時ごろ甘味茶屋で休憩しました。ここでHさんとはお別れです。

ご参加ありがとうございました。

 

 

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休憩中も高橋さんにいろいろと質問しました。



つぎは最後の施設訪問、こどもの里です。

その8につづきます。

 

kannawadokusho.hatenablog.jp